早期退職して3年経過したけど、どうなん?

ひとりごと

こんにちは。会社を早期退職して新しい人生を絶賛謳歌中のKappa.です。

2022年6月末に30年勤めた会社を53歳で早期退職して満3年が経ちました。一度も再就職をすることもなく主夫としてそしてマイクロ法人の経営者として毎日を過ごしています。経営者といっても一人社長なのですべては自己責任で完結しますので暢気なものなんですけどね。

そして今年の5月末をもってKappa.妻も会社を早期退職してしまいましたので、我が家は主夫と主婦のダブルHouseKeeper体制になりました。正確に言うとKappa.妻はまだ学生の立場を継続していて、毎日の調理実習を楽しみながら奮闘し、年齢を重ねることで衰えてくる記憶力をフル稼働させながら講義やテストに取り組んでいます。夕食を終えた後には、日々の実習内容をCanvaに入力して経験を積み上げています。

さて今回は、早期退職したときに何を考え、何を感じたのかについて少し振り返っておきたいと思います。そして後半では早期退職後の資産動向を見ておこうと思います。

早期退職しようと思ったきっかけと決断の時期は?

管理部門の部長職をしていた時に上司との関係によるストレスに苛まれていました。ついに限界を感じたKappa.は異動を申し出て部長職を外してもらいましたがとき既に遅く、すり減った心は癒されることなく最終的には出社できなくなってしまいました。休職に突入して何日か経ったときに見たYouTubeで”FIRE”をテーマした動画に巡り合ったんです。転職さえしたことのないKappa.は、”え、会社って定年まで勤めなくても良いのか!”と今更ながら気づいて衝撃を受けたんですよね。預貯金や家計収支の状況を調べてみると、これから数年間で必死に資産形成すればある程度の資産規模に到達できることが分かり、何度もエクセルシートを作成して年金受給開始年齢までのシミュレーションをしまくりました。この時のKappa.は49歳。長男は大学に入学したばかりで長女は高校三年生でしたので、この後も教育費が重くのしかかってくることが予想されました。でも、必ずしも定年まで頑張り続けるのではなく、教育費の支払いが終わってそれなりの資産形成ができたタイミングで早期退職ができる、と確信したのでした。

復職してからは会社の配慮で、事業部門の損益管理担当者となりました。この立場にストレスが無いとは言いませんが、以前の業務内容に比べたらストレス量は雲泥の差がありました。淡々と日々の業務をこなして3年が経過したときに、会社にシニアを対象とした早期退職制度(退職金の割り増し)があることに気づきました。この制度は50歳以上55歳未満であれば、退職金に月報酬の24か月分が上乗せられるものでしたので、”これを利用して55歳になる直前に退職しよう!”と52歳のKappa.は心に誓ったのでした。

これまでエクセルで作成してきた資産管理シートとシミュレーション結果をKappa.妻にプレゼンして早期退職したいという強い思いを伝えたところ、最初は驚いていましたが、今後の家計や資産の見通しを理解して受け入れてくれました。

しかし、ゴールが決まると会社員でいることへのモチベーションはダダ下がりとなり、当初ターゲットとしていた2023年末からは前倒しとなってしまい、Kappa.長男長女への報告と了解をとりつけて、2022年6月末に早期退職するに至ったのでした。

退職する時点でKappa.長男は大学院1回生で長女は大学4回生で、教育費はあと2年間残っていましたが、当時はまだKappa.妻がフルタイムで働き続けてくれていましたのでなんとか乗り切ることが出来たのでした。

早期退職のメリット3選、デメリット3選

好きな食べ物は先に食べますか?それとも最後に食べますか?
ちなみにKappa.は食後にも余韻を感じ続けたいので最後に食べる派です。

ということで、「デメリット3選」から書かせてもらいますね。

デメリット①定期収入が無くな
どんなに辛い仕事でも、毎月、定期的に給料が振り込まれてくることの価値は、無くなってから初めて気付きます。銀行口座の現金は減っていく一方になり、想像以上のストレスを感じます。なので、固定費の見直しは必須のアクションになります。退職前にしっかり取り組んでおくと、人生をエンジョイすることに欠かせない外食や旅行などのレクリエーションを減らそう!というような過度な節約をしなくてもよくなるはずです。Kappa.の個人的な見解ですけどね。。。

デメリット②会社コミュニティーを失う
これはどうしようもありません.。しかし相談相手は相談の内容によって変わりますので、退職すると仕事に関する相談事はなくなり、自分の趣味や家庭の相談事の相手は友人や家族に置き換わっていきます。現役時代は仕事終わりに同僚や部下とよく飲みに行っていましたので、これが無くなることは寂しくもありますが、一方でKappa.の体調は安定し、何よりお小遣いからの出費が顕著に減ることを目の当たりすることになりました。

デメリット③:肩書や社会的信用を失う
肩書がなくなるのは仕方ないとして、初めて会う人への自己紹介で「●●株式会社のKappa.です」と所属する会社名を付けて言えなくなったことには不便さを感じました。そして、何かの申込書を作成するときに職業記入欄がある場合がありますよね、この時”無職”に丸印をつけることに少なからず恥ずかしさと後ろめたさを感じたものです。でもこの感覚も半年ぐらいしたら薄れていきましたね。最近は”主夫または主婦”という選択肢も出てくるようになったので、主夫という肩書も市民権を得てきたのしょうか。
早期退職した人のブログの中にクレジットカード審査に落とされるという記事を目にしたことがありましたが、申請したことがないのでよく分かりません。起業したときに法人口座を開設する時に審査に落ちたことがありましたが、これは事業内容の表現の仕方に不備があったのだと思います😢。

さて次、「メリット3選」いきますね。

メリット①他人から与えられるストレスがほぼ無くな
会社員時代は、上司や同僚への相談や根回し、意見調整を行うことでストレスにまみれ、日々のストレスの大半を生み出してきましたが、これが無くなるんです。もちろん些細なストレスは残りますがすぐに解消できるレベルのものに過ぎません。家族やプライベートのコミュニティーとのコミュニケーションについてもそれなりに良い関係を築くことが出来ていましたのでストレスを解消してくれました。

メリット②自分の人生を楽しめるようになる
Kappa.が健康な体と十分な体力を維持することができて家族や友人との都合が合えば、平日でも楽しい時間を過ごすことができるようになりました。早期退職してからは、Kappa.自身がやってみたかったことにも積極的に取り組み、旅行、ブログ、バイク、アマチュア無線、裁判傍聴、法人設立、などを体験してきました。バイクは既に手放してしまいましたが、それ以外はこれからも楽しみながら続けていけそうです。この先も”やってみたいことは必ずやる!”を信念に人生を楽しんでいきたいと思います。

メリット③資産を増やすことができる
退職後に向けて収支改善や資産の把握をしていく過程で、Kappa.家の家計の実態を知ったうえで改善の手段を考えることで、Kappa.にとって丁度いいリスクの取り方を身に着けることが出来た結果なんだと思っています。日々の値動きでハラハラするような投資では居心地が良くないので、インデックス投資と高配当個別株投資のハイブリッド方式で資産ポートフォリオを構成しています。

資産の定点観測

先ずは早期退職時点からの変動状況です。

2022年6月末
+82%
2025年6月末
(終値で集計して算出)

順調に増えてきていますね、いい感じです。
先にも書きましたが、Kappa.妻が早期退職していますので退職金が含まれています。

次は2024年6月末から2025年6月末の変動状況です。

2024年6月末
+20%
2025年6月末
(終値で集計して算出)

米国との関税交渉の結果はともかく決着したことで不透明感が解消されたことで株式市況は調子よく推移しました。9月に入ると12月決算企業の中間配当金が入金されてきています。早期退職してKappa.家の給与収入は途絶えましたが、配当個別株投資を推進したことで概ね隔月のペースで配当金というキャッシュを得ることのできる資産構成に育てられたことに満足しています。

9月7日に石破首相が辞任を発表しました。
ひとまずはご苦労様でした。

直前の世論調査で石破内閣の継続に肯定的な結果が出ていたことには違和感を感じていましたが、これは”首相が代わっても自民党内の論理で首のすげ替えをするだけで事態は何も変わらないよね。それなら余計なお金を使わんとってや~”という国民の声であったのかもしれませんね。

Kappa.としては金融所得税の見直しに異を唱えられる人に首相になって欲しいと思っています。

最後に、8月下旬に今年2回目の400ml献血に行ってきました。退職後の累計献血量は4,000mlになりました。次回は11月中旬を予定しています。継続継続。。。。

最後までお読みくださりありがとうございました。

ではまた。

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