僕の人生観が変わった時

ひとりごと
変な絵

こんにちは。

自分と家族の時間を大切にしながら専業主夫(になる予定)のKappa.です。

大学卒業するときに漠然と描いていた人生の目標は、世間並みに会社に就職して出世すること、より多くの収入を得ること、結婚すること、家を買うこと等、ありきたりなものでした。ある程度満足できるものを手に入れることができて、どのように定年後を過ごすのかを考え始める年齢に差し掛かったところで「自律神経失調症」を発症してしまい、私は約2か月間の休職を体験することになったのです。

休職に至るまでは、「家族にどう説明しようか」「理解されるだろうか」「(会社や近所の)人からどう見られるのか」「仕事と収入はどうなるのか」など不安で一杯でしたが、いざ休職してみると、思いのほか気楽に過ごせていることに気付きました。何よりも有難かったのは、妻や子供達からの理解が得られたことですね。

2018年のゴールデンウイークに、北関東へ夫婦旅行に行くために上京してきた妻に今の苦衷を伝えたところ、私の心の重荷を理解して共感を示してくれたうえ、「会社を休んでみたら」とサラッと言ってくれたのです。気持ちを吐露することで重荷がなくなり、そして妻の反応が嬉しくて自然と涙が溢れ出てきました。

もし、仕事で行き詰まったり会社の人間関係がこじれてしまったときには、非常に大きな心の負担になります。同僚や上司に相談して支援してもらうことで大概は解決することもできますが、どうにもならない事柄もあります。この状況に陥ると、「誰にも相談できない」→「どうせ誰も分かってくれない」→「どうしようもない」→「もう終わりだ」と、負のスパイラルに陥り、何事もネガティブな発想になって、体力や精神力が衰退していきます。

先ずは、思い切って好きなことに逃避して嫌なことを忘れること。それが駄目なら全速力で逃げること。信頼できる身近な人(家族、両親、親友など)に、素直に心の内を伝えること。これがとても大事です。そして、心療内科に相談し、診断書を書いてもらうこと。

私にも泣き言を聞いてくれる家族がいたことに感謝をしたいと思います。

休職となって家にいる時間が増えると、食後の食器洗い、掃除や洗濯が私の仕事になり、家族が出先から帰ってくることが待ち遠しくなってきます。その日に起こったこと、感じたことを話し、そして相手の話も聞く。これまで十分にやってこれなかったけど、家族と当たり前にできていることそのものが、有難いと感じている自分がいることがとても心地いい。家事を分担することで家族から感謝されると心地いい。部屋が綺麗になると心地いい。家族で一緒に食事すると心地いい。

そうなんです。心地いいことって、どこにでも存在するんだなぁ、ということに気付いたんです。

色々な心地いいことがあるということに気付くと、我慢してストレスを感じながら会社に行っている自分の人生に疑問を持ち始めていきます。平日の昼間に時間があるので株式投資を始めつつ、ネットで情報収集しているときに「FIRE:Financial Independence, Retire Early」という概念に出会うことができました。詳しく調べていくと、より早くFIREを実現するべく取り組んでいる人達が少なからず存在していることを知り、自分も目指してみても良いのではないか、目指すことができるのではないか、との思いに至りました。

そして私は「FIREを実現したあとは自分にとって心地いいことだけに時間を使う人生にしたい!」との思いが募り、信念に変わっていき、2022年6月のリタイアを決意したのでした。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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